Days for development

電子工作や3Dプリンターを使った工作などの記録です。正確な情報を書くよう気を付けますがこの記事で発生した損失には一切責任を負いません

マイコンに書き込めない?その1

ゆるゆると進行中のハーフマウスの進捗と問題が発生したのでそのトラブルシューティングを書き留めます。ひとまず、治っていないので途中経過になります。

1.Renesas Flash Programmerで書き込んでみた。

マウス合宿で指摘された水晶発振子のフットプリントとP-chFETの修正を終え、書き込んでみた。

”デバイスから応答がありません”

なんてこった...。

 

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2.自分で確認した回路状態

2-2.回路の接続状態

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  • 水晶発振子は各端子がXTAL, GND, EXTALと導通。
  • マイコンの電源端子はすべて導通を確認。設計通り導通している。
  • もちろん、書き込み時はバッテリーで電源供給を行った。

2-3.回路上の各接点における電位

書き込み装置のスイッチがONの時

  • PC7端子: 0.0V
  • MD端子: 3mV
  • Battery: 4.2V
  • 3端子レギュレータVout: 3.28V
  • RES#: 3.286V

OFFの時

  • MD端子:3.28V
  • RES#: 3.286V

どうやら、配線は間違ってないらしい。

3.考えられる原因と対応策

原因1 クリスタルの故障

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これはオシロスコープを用いて発振しているか調べる必要がある。発振していないようであればもう一個セラロックを使う。

  • XTAL: 1.6V(一定)
  • EXTAL: 1.5V(sin波)

発振が確認できました。壊れてないようです。

原因2 マイコンの故障

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これはもう最悪。ヒートガンで剥がさないといけない。一度回路をショートさせてしまったときにマイコンが壊れたのかもしれない。

原因3 書き込み基板の不調

ハーフマウスの為に新しく買った書き込み基板なので動作確認が出来ていないのです。(ただ、comポートは認識してるのでこれはあまりないかな)

普段使っているクラシックマウスの書き込み装置も使えないことがわかったので原因がここじゃないことが判明しました。

 4.ここまでのまとめ

電源電圧やMD端子とPC7端子の電位、水晶発振子の発振が確認されたので残る可能性は配線ミスくらいしか思い当たらない。再度、回路とユーザーズマニュアルのにらめっこだろう。

次回、その2に続きます。

マイコンに書き込めない?その2 - Days for development