Days for development

電子工作や3Dプリンターを使った工作などの記録です。正確な情報を書くよう気を付けますがこの記事で発生した損失には一切責任を負いません

RealSenseを始めよう~プログラミング編~その1

 こんにちは。

今日はサークルのRealSense講習でカメラからの画像取得まで進んだので知識の整理にもう一度プログラムを書いてみます。

1. Vidual Studio で新規プロジェクトを作る

 ファイルー>新規作成ー>プロジェクトの順に選択します。f:id:days_for_development:20170309164402p:plain

Win32コンソールアプリケーション Vidual C++を選択。

プロジェクト名を入力します。

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アプリケーション設定において、不要なファイルを作りたくない場合は追加のオプションにチェックマークを入れましょう。

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2.Pathを通そう

外部ライブラリを使用可能な状態にします。

今回はOpenCVとRSSDK(RealSenseSDK)の設定をします。

外部ライブラリの必須要素は

lib, include, binの3つです。

外部ライブラリを用いたプログラムの実行ファイルは2通りの方法によって実行可能になります。

  1. 実行ファイル(.exe)と同じディレクトリ内にプログラム上で必要なダイナミックライブラリ(.dll)を入れておく。
  2. OSの環境変数でPathにダイナミックライブラリ(.dll)が入っているフォルダを登録する。

今回は、ファイルを移動させることを考えてソリューションの入ったファイルに必要な要素を詰め込みます。

以下手順です。

  1. 始めにソリューションを右クリックし、プロパティを表示します。

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  2. 構成マネージャを開き、アクティブソリューション構成をDebug、今回は64bitのアプリケーションを作りたいのでアクティブソリューションプラットフォームをx86、プロジェクトのコンテキストのプラットフォームをx64にします。

    パスの設定をする際に構成ごとに設定が独立しているので注意しましょう。

    Debugで登録してもRelaeseには登録されません。

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  3. ソリューションのフォルダにOpenCV、RealSenseSDKのためにフォルダを作成しlib, include, binをコピーします。
  4. VC++ディレクトリのインクルードディレクトリの設定を行います。f:id:days_for_development:20170310222518p:plain
  5. 右上の4つのアイコンの内、左端のアイコンがファイルのパスの新規登録です。このアイコンをクリックし、必要な外部ライブラリのincludeファイルを登録します。ただし、自分で打ち込んだ以外の場合絶対パスになってしまい、ソリューションの入ったフォルダを変更してしまうと再設定する羽目になります。それを避けるには写真のように相対Pathを設定すると再設定する手間が省けます。($SolutionDirはソリューションの入ったフォルダです)

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  6.  ライブラリディレクトリもインクルードディレクトリと同様に設定します。ただし、ライブラリファイルはDebugとReleaseに分かれている場合があるので構成マネージャをよく確認してから設定しましょう。f:id:days_for_development:20170315150421p:plain

今日はここまで。

次はリンカーの設定を行います。